2022年現在、一人で不動産屋を開業するなら、全日本不動産協会(全日)に所属するのがベストだと断言できます。
その理由は次の2つです。
全日で開業するのが良い2つの理由
- 安い
- ツールが充実している
安い
あなたは1,000万円、準備できますか?
供託金の1000万円を準備できるなら、どこの団体に所属せずに自由に開業できます。
しかし、ほとんどの人はそれが難しいため、どこかの団体に所属します。多くの場合は、宅建協会か全日に所属します。
実は入会金や年会費など、もろもろ含めても、宅建協会より全日の方が安いのです。
所属団体があなたの売上を保証してくれるわけではありません。売り上げが立っていない開業初期は、コスト意識が大切です。
ツールが充実している
他の団体には無いイチオシのツールがこれです。
不動産関連業務支援WEBサイトラビーネット。
ラビーネットは、会員の業務を支援するポータルサイト「ラビーネット」、一般消費者向けの検索サイト「ラビーネット不動産」、さらに物件情報を登録・検索する「ラビーネット登録・検索システム」の3つで構成されています。このシステムを使うことで、日々の不動産業務の負担を劇的に軽減できるのです。(全日HPより)
簡単にいうと、物件管理や、物件入力、広告掲載、契約書の作成をサポートする全日会員限定のWEBサービスです。
私が開業した当時にはこのツールはありませんでした。
だから物件管理、広告掲載、契約書の作成にはそれぞれ別々のサービスを探して、別々で使う必要がありました。もしくは、どこかのフランチャイズに加盟するしかなかったのです。
ラビーネットを使えば、物件紹介のチラシ(マイソク)を作ったり、インターネット上に物件を公開したりするのも無料でできます。
特に使いやすいのが「契約書作成システム」。クラウドで作業できるから、会社のPCで作った契約書を、出先からスマートフォンで直したりすることも簡単にできます。
私が開業した時にも、こんな便利なシステムが欲しかったなぁ。全日が用意していたExcel版の契約書は大変使いづらいものでした。(だから当時は宅建協会のExcel版の契約書を使用してました)
開業前の人でもデモ版を試すことが出来ます。ぜひ試してみてください。
まとめ:あなたが依頼者だったらどう思いますか?
残念ながら、売主や買主が「全日だから安心だ」と思って取引を任せてくれることはありません。逆に言えば、「全日だから心配だ」などと言って顧客が離れていくこともありません。
不動産業界に関わらない普通の人は、不動産会社がどの団体に所属しているかを気にすることはないのです。(あなたも、そうでしょう?)
だから、一人で不動産屋を立ち上げるなら、安くてツールが充実している全日で開業するのが正解ですよ。
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