不動産屋を始めるのに「宅建士が必要かどうか」で悩んでいませんか?宅建士をどうするか、そのポイントをまとめました。
宅建業免許を受けるには専任の宅建士が必要です。
専任の宅建士 3つのパターン
- 自分がなる
- パートナー(妻・夫)がなる
- 宅建士を雇う
ここでいう「専任」というのは、原則としてその事務所に通常の勤務時間に勤務する者で、宅建業者の業務に専門に従事する状態であることをいいます。
よって
- 他の不動産会社の業務とのかけ持ち
- 他に職業に従事していて営業時間中に宅建業者の事務所に勤務できない
このような場合は、「専任」の状態とは言えません。自分が専任の宅建士になるなら、今の仕事を辞めて開業する必要があるわけです。
すでにあなたが宅建士の資格を持っているなら、自分が専任宅建士として開業するのが一番オススメです。理由は余計な経費(人件費)がかからないからです。
私は↑このパターンで開業しました。
次にオススメなのは、パートナーに宅建士資格をとってもらって夫婦で一緒に始めるやり方です。
この場合は、あなたは現在の職場で働きながら、パートナーには不動産会社に就職してもらって業界経験を積み、タイミングを見計らって開業することが出来ます。
かなりスムーズにスタートできるはずです。知り合いはこの方法で開業しました。
上の2つが無理なら、宅建士資格のある人を雇って開業することもできます。しかし、これはオススメしません。
もしも雇った人が辞めることになったら、他の人を探してくる必要があります。次の人が見つからなければ、不動産取引はできません。
その人がいなければ商売が出来ないという事は、命綱を他人に握られているのと同じです。
これだけはやめましょう。
宅建資格を取ろう!
私が知る限り、宅建士資格の取得は費用対効果がずば抜けて高い投資です。
この資格を持っていれば、
- 就職や転職に使える
- どんな不動産も扱える
- 独立や開業できる
こんなにメリットがある資格なのに、
- 他の士業に比べて試験の難易度が低い
- 受験資格は無い
- 独学でも取得可能
と、取得までのハードルが低い。こんな資格、他にありますか?
参考までに私の宅建試験の勉強法をご紹介します。
宅建勉強3つのポイント
- 過去問を解きまくる
- 勉強の時間対効果を考える
- 短期集中
宅建試験は過去問が全てです。
宅建試験は、少しクセのある試験です。簡単に言うとヒッカケ問題が多いのです。
基本的なことを理解している人でも、気を付けないと簡単に引っかかってしまいます。
ですから、クセのある問題に慣れるために過去問をひたすら解くのが一番の試験対策になります。
過去問は「宅建士 過去問」などでネット検索すれば無料で見れます。簡単な参考書と過去問集を買って解くのも良いでしょう。
ユーチューブに過去問の解説動画も無料でアップされてます。良い時代になりましたね。
資格の学校に通ったり、高い教材を買わなくても、過去問を解きまくれば大丈夫です。
多少お金を払っても確実に合格したいなら通信教育の利用を勧めます。スクールよりもコスパよく、試験に出るところだけを効率よく学べるからです。
通信教育はこちらがベストです↓[/voice]
2020年度の合格率は全国平均の3.92倍!短期間で宅建に合格できる話題の勉強法とは?
理由は圧倒的にコスパが良いことと、資料請求すると届く「メールマガジン」が非常に優れていること。
無料のメールマガジンを読んだだけで、1点、2点プラスになる人も多いはずです。
ちなみに私が取得した時は、過去問の出題範囲と出題傾向(出題数)を比べて、範囲が広いのに出題が少ない科目は全く勉強しませんでした。
例えば「建築基準法」は、完全に捨てました。参考書と問題集のページをホチキスで閉じて、一切見ませんでした。出題範囲が広すぎるからです。
建築基準法の学習に割く時間があるなら、「宅建業法」や「農地法」など絶対に落としてはいけない問題を勉強する時間に当てるのが効率的だと判断したためです。
そして、勉強は短期間で集中してやった方が負担は少ないでしょう。
上のやり方で勉強すると、覚えること自体はそんなに多くはありません。
長い時間をかけてゆっくり知識を入れようとすると、前の記憶が薄れてしまい結果的に得点がとれない可能性があります。
不動業会社に勤めているのに宅建試験に毎年落ちている人がいますが、恐らく時間をかけ過ぎなんだと思います。
早いうちに動画とか教材を斜め読みして、何となくの感覚をつかみ、半年くらい集中して勉強すれば、ちょうど良い仕上がりで試験にのぞめるでしょう。
まとめ
何だかんだ言っても、やっぱり自分が宅建資格を持っていないと開業するのは大変だと思います。
将来的に人を雇うにしても、自分も宅建資格を持つようにしましょう。資格さえあれば起業は難しくありませんから。
もっと詳しいアドバイスが必要な方は下のコメント欄からお問い合わせください。
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