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不動産開業者へ告ぐ!業者まわりや開業挨拶で時間をムダにするな!

ツテもなく開業した私は、開業してすぐに近隣の不動産会社に「挨拶まわり」をしました。

不動産業は横のつながりが大事と、独立前にどこかから聞いていたためです。

しかし、あれは全くムダでした。今なら分かります。

その理由は次の3つです。

目次

不動産開業のあいさつがいらない3つの理由

  1. 先方にメリットがない
  2. 費用対効果が悪い
  3. 会ったことを忘れている

先方にメリットがない

挨拶回りをする目的は「商売につなげるため」です。

しかし挨拶に行ったところで、それで商売につながることはありません。

なぜなら、あなたのところに良い情報は回って来ないからです。あなたのところに情報を回すメリットが先方にはないのです。

挨拶してまわったところで、果たして訪問先でどこまでの信頼関係が築けるでしょうか?

先方にとっては、初めて出会った初心者と仕事をするより、知り合いの業者と仕事した方がやり易いに決まっています。

つまり、先方にとってあなたと商売をするメリットが無ければ挨拶に行ってもムダです

費用対効果が悪い

他社に挨拶回りをすることは、全くやらない場合に比べれば、その後の商売につながる可能性は増えるかもしれません。

しかし、圧倒的にコスパが悪いのです。

開業当初は誰でもヤル気満々なので「とりあえず行けるところ全てに訪問してみるか!」と、数をこなそうとします。

ですが、気合を入れて取り組んだところで、そもそもどこに挨拶に行ったら商売につながるのかが分かりません。すると、やってる内に心が折れてしまいます。

会ったことを忘れている

私が挨拶まわりで出会ったその社長は、70歳を超えているくらいの人でした。

1時間くらい話をしました。

開業当時の苦労話や、世間話。

数ヶ月して、この人の会社に電話をする機会がありました。

ところが、私の会社や私のことを全く覚えていませんでした。

社名と名前を伝えたが、ピンときていません。

そんなものです。

「先輩業者に挨拶まわりしておかないと商売やりづらいかも?」

そんな心配は不要です。

だれもあなたの存在など気にしていません。

挨拶回りをするくらいなら、もっと効果的に他の不動産業者と仲良くなる方法があります。

不動産業者と交流を深める方法

実際に取引する

契約から引き渡しまで、ひとつの物件の売買取引に一緒に関わること。

他の不動産業者と親しくなるには、これが一番。

ひとつの取引を通じて、先方は

  1. あなたの能力に対する評価→あなたに対する信用
  2. 不動産取引からの収益→金銭的メリット

これらを得ているので、その後の関係が築きやすいのです。

一緒に飲みに行く

いきなり訪問して、挨拶して、名刺交換して、、、といった堅苦しいものより、一緒に飲みに行った方が親しくなれます。

知り合いがいなくても、待っていれば誘われる(はずです)。

開業するとこちらから挨拶に出向かなくても、向こうから挨拶に来てくれたりすることもあります。

そこで気が合う人なら一緒に飲みに行ってみると良いでしょう。色んな話を教えてくれるはずです。

開業セミナーに参加する

全日本不動産協会が主催する「不動産開業セミナー」に参加するのも1つの方法です。

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協会としては会員を増やしたいので、開業希望者に対してはとても親切です。

宅建協会のことはわかりませんが、私が所属している全日本不動産協会は何でもいろいろ教えてくれました。

セミナーといっても、あなたの近所の不動産屋が講師をしています。

だからセミナーに参加すれば、自ずと顔見知りになります。

セミナー後でも話せる関係は築きやすいでしょう。挨拶まわりの何倍も覚えていてくれます。

まとめ

時間は有限です。

やる気は大事ですが、優先順位をつけることはもっと大事です。

最後に私から1つだけアドバイス。

「不動産屋はメリットにしか興味を示さない」

このことを頭の片隅に入れておくと、この業界を生きていくのに役に立つでしょう。

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