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不動産開業者へ告ぐ!業者まわりや開業挨拶で時間をムダにするな!

  • 開業の挨拶回りで効果的なやり方が知りたい!
  • 他の業者に挨拶回りしなくて済む方法ないかな?
  • 挨拶回りしたけど全然成果がない…何が悪いの?

ツテもなく開業した私は、開業してすぐに近隣の不動産会社に「挨拶まわり」をしました。

不動産業は横のつながりが大事と、独立前にどこかから聞いていたためです。

しかし、あれは全くムダでした。今なら分かります。

この記事を書いた人

<プロフィール>

  • 1人不動産会社の代表取締役
  • アラフォーになってから未経験で不動産屋を開業
  • ゆるく長く商売を続けることが目標
カイチョー

不動産業界では、開業時に近隣の不動産会社へ挨拶回りを行うことが一般的とされています。しかし、実際にはこの慣習が効果的でない場合がほとんどです。

この記事では、挨拶回りの効果に対する具体的な課題を挙げるとともに、より効果的な代替手段について詳しく解説していきます。

目次

不動産開業の挨拶がいらない3つの理由

開業の挨拶回りがいらない理由
  • 挨拶される側の不動産業者にメリットがない
  • カネも時間もかかるのに費用対効果は悪い
  • 次に会ったときには挨拶に来たことを忘れている

挨拶される側の不動産業者にメリットがない

あなたが挨拶回りをする目的はもちろん、何かの「商売につなげるため」です。しかし、古株の不動産業者に挨拶に行ったところで、それで商売につながることはありません。なぜなら、あなたのところに良い情報は回って来ないからです。

残念ですが、あなたと関係を持つメリットが先方にはありません

挨拶してまわったところで、果たして訪問先でどこまでの信頼関係が築けるでしょうか?

先方にとっては、初めて出会った初心者と仕事をするより、知り合いの業者と仕事した方がやり易いに決まっています。つまり、先方にとってあなたと商売をするメリットが無ければ挨拶に行ってもムダです

相手がメリットを感じてくれれば急接近できる可能性もありますよ

費用対効果が悪い

他社に挨拶回りをすることは、全くやらない場合に比べれば、その後の商売につながる可能性は増えるかもしれません。しかし、粗品や移動の手間も軽視できません。その割に、成果につながる保証はない…

圧倒的にコスパが悪いのです。

開業当初は誰でもヤル気満々なので「とりあえず行けるところ全てに訪問してみるか!」と、数をこなそうとします。しかし、気合を入れて取り組んだところで、そもそもどこに挨拶に行ったら商売につながるのかが分かりません。

「挨拶回りしたけど全然成果がない…何が悪いの?」こんなことをやってる内に、心が折れてしまいます。

受け取る側も「タオル」とか特に欲しくありません

開業挨拶の手土産は粗品ではなく「情報」を持っていきましょう。高確率で喜ばれます。

開業挨拶に最適な手土産の例
  • 相場より安く仕入れた物件や高く売れそうな物件の情報を提供する
  • 相手においしい思いをしてもらえそうな共同案件の話を持ち込む

良い手土産がないなら、わざわざ挨拶に行く必要はありません。

次に会ったときには挨拶に来たことを忘れている

私が挨拶まわりで出会ったその社長は、70歳を超えているくらいの人でした。

1時間くらい話をしました。

開業当時の苦労話や、世間話。

数ヶ月して、この人の会社に電話をする機会がありました。

ところが、私の会社や私のことを全く覚えていませんでした。

社名と名前を伝えたが、ピンときていません。

そんなものです。

「先輩業者に挨拶まわりしておかないと商売やりづらいかも?」

そんな心配は不要です。

だれもあなたの存在など気にしていません。

挨拶回りをするくらいなら、もっと効果的に他の不動産業者と仲良くなる方法があります。

不動産業者と交流を深める方法

実際に取引する

相手にとっての最大のメリットは、実際の取引を通じて具体的な成果を得られることです。他の不動産業者と共同で売買契約を進めることで、実務を通じた信頼関係を築くことができます。

契約から引き渡しまで、ひとつの物件の売買取引に一緒に関わること。他の不動産業者と親しくなるには、これが一番です。

ひとつの取引を通じて、先方は

  • あなたの能力に対する評価→あなたに対する信用
  • 不動産取引からの収益→金銭的メリット

これらを得ているので、言葉だけの挨拶よりも遥かに深い関係が築きやすいのです。

一緒に飲みに行く

いきなり訪問して、挨拶して、名刺交換して、、、といった堅苦しいものより、一緒に飲みに行った方が親しくなれます。

飲み会や業界イベントなど、リラックスした環境での会話や交流は、形式的な場では得られない親密な関係を築くのに役立ちます。

開業するとこちらから挨拶に出向かなくても、向こうから挨拶に来てくれたりすることもあります。そこで気が合う人なら一緒に飲みに行ってみると良いでしょう。色んな話を教えてくれるはずです。

開業セミナーに参加する

全日本不動産協会が主催する「不動産開業セミナー」に参加するのも1つの方法です。

業界団体が主催するセミナーや勉強会に積極的に参加することで、最新の情報を共有するとともに、同業者とのネットワークを広げることができます。

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協会としては会員を増やしたいので、開業希望者に対してはとても親切です。

私が所属している全日本不動産協会は何でもいろいろ教えてくれました。

セミナーといっても、あなたの近所の不動産屋が講師をしています。だからセミナーに参加すれば、自ずと顔見知りになります。

セミナー後でも話せる関係は築きやすいでしょう。挨拶まわりの何倍も覚えていてくれます。

不動産開業で結果を出せない行動は命取り

時間は有限です。やる気は大事ですが、優先順位をつけることはもっと大事です。

不動産業界で開業すると、つい慣習的に行われている挨拶回りや形式的な活動に時間を費やしがちです。しかし、これらの行動が必ずしも成果に直結するわけではありません。

成果が見込めない活動にリソースを割くと、死にます。マジで

不動産開業時には、目先の慣習にとらわれず、自分にとって本当に必要な行動を見極めましょう。戦略的に動けば、効率よく成果を上げることが可能です。

「無駄なことをしない」。このシンプルなルールが、開業初期の成功を左右する大きな鍵になります。

»効率化こそ一人不動産屋の生命線

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